中川先生の「ためになる話」

熱中症対策

熱中症対策 夏本番になってきました。受験生にとっても厳しい季節です。この時期気になるのはやはり熱中症です。今回は以外に知られていない脳梗塞と熱中症の関係についてです。
 脳梗塞は脳の血管が詰まることで起こります。この病気は血管の収縮が起こる寒い冬のイメージですが、夏の暑い日も案外多いことが知られています。熱中症では水分が減少するため、血液がドロドロになって脳血管が詰まります。老人ばかりでなく年齢に関係なくおこるので要注意です。いつもと違う。表情に左右差(上手く笑顔にならず左右差が出たり)、片腕が上がらなかったり痺れたり、言葉が出て来ない、などの症状が突然出て来たら、早めに脳外科に行くことが必要です。
 このような症状は一旦出て、治まることが多いので見逃されることも多いのですが、これは一過性脳嘘血という脳梗塞前駆症状であることが多いことが知られています。若い人でも、過労、減量などで脱水状態から脳梗塞まで至ることもあります。また寝ている間に脱水を起こすこともあるのでこまめに水分補給をしましょう。寝る前に200cc程度の水を飲むと良いでしょう。
 熱中症を制する者しか受験を制することは出来ません。皆さん頑張ってください。

顧問医師:中川 晶
令和元年8月

中川晶先生プロフィール

中川晶先生プロフィール

 産経新聞の『中川晶の"生き方セラピー"』でご存知の方もおられると思います。
10年来お付き合いいただいている私共が言うのもなんですが、それはもう愉快な方で、一度語り始めると尽きることがないかのように実に幅広い、しかも有益で面白い話題が湧き出てくるのです。これはおそらく、一度や二度ではない挫折体験と、森羅万象に対する、特に人間に対するとてつもない興味がなせる技だと思えます。受験生についてもご自身の実体験と、臨床心理士としての深い洞察から、真の受験生の心の友となっていただけること請け合いです。先生のユニークで的を得たお話しを、お楽しみください。

  • 奈良学園大学保健医療学部教授
  • 大阪大学医学部講師
  • 心療内科医・臨床心理士
  • 京都大学講師
  • なかがわ中之島クリニック院長
  • 大阪医歯学院顧問医師
<著書・共著>
「心療内科のメルヘン・セラピー」(講談社)
「やすらぎが見つかる心理学」(PHP)
「心理療法」(朱鷺書房)
「ココロの健康からだの医学」(フォーラムA)父(故人)中川米造先生との共著 他

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