中川先生の「ためになる話」

この季節を乗り切ろう

この季節を乗り切ろう 今年も温暖化のせいか、春という季節が飛んでしまったようです。一日の寒暖の差が激しく天気も目まぐるしかったですね。受験生泣かせの季節です。うちのクリニックにも風邪、アレルギーなど体調不良の患者さんで溢れています。うちは心療内科なのですが、ほとんど内科治療に追われています。

 さて、筆者の受験生時代を振り返ると、まだのんびりした時代ではありましたが、やはり生まれて初めて、世の中の容赦のない競争に巻き込まれるという経験でした。それまでは何だかんだ言っても親に庇護された生活でしたが、受験競争については、親は何の手だしも出来ず、独りで戦わねばならないのです。いわば人生初めての大波です。もちろん今から考えると受験なんて大したストレスではなくて、その後始まる様々なストレスの初戦に過ぎないのですが、やはり初戦というのは大事です。ここで負けると後々たたります。筆者が良い例であちこち頭をぶつけることになりました。まあ、今となっては全てが懐かしい経験ですが、後輩の皆さんには、うまく初戦を乗り切って頂きたいと思います。そのためには、まずは健康が肝心です。若いとつい無理をしますが、受験は長期戦です。マラソンのようなものです。体力の配分が大事です。最初から飛ばし過ぎるのも、ゆっくりし過ぎもよくありません。自分の体力と相談しながら、一番能率の良い状態をみつけましょう。食事、睡眠、勉強時間、休息など、自分のリズムをみつけましょう。梅雨は特に体力を消耗するので用心してください。

顧問医師:中川 晶
平成30年5月

中川晶先生プロフィール

中川晶先生プロフィール

 産経新聞の『中川晶の"生き方セラピー"』でご存知の方もおられると思います。
10年来お付き合いいただいている私共が言うのもなんですが、それはもう愉快な方で、一度語り始めると尽きることがないかのように実に幅広い、しかも有益で面白い話題が湧き出てくるのです。これはおそらく、一度や二度ではない挫折体験と、森羅万象に対する、特に人間に対するとてつもない興味がなせる技だと思えます。受験生についてもご自身の実体験と、臨床心理士としての深い洞察から、真の受験生の心の友となっていただけること請け合いです。先生のユニークで的を得たお話しを、お楽しみください。

  • 奈良学園大学保健医療学部教授
  • 大阪大学医学部講師
  • 心療内科医・臨床心理士
  • 京都大学講師
  • なかがわ中之島クリニック院長
  • 大阪医歯学院顧問医師
<著書・共著>
「心療内科のメルヘン・セラピー」(講談社)
「やすらぎが見つかる心理学」(PHP)
「心理療法」(朱鷺書房)
「ココロの健康からだの医学」(フォーラムA)父(故人)中川米造先生との共著 他

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