北原理事長のつぶやき

定着について(問題復習法)

定着について(問題復習法) 皆さんがこの夏期中に特に済ませておくべきことがあります。
 前回でお話しした知識整理です。8月末で、おそらくほとんどの科目で一通りの説明が終了しますから、もれなくノート出来ているか、問題集などの目次の必須項目と見比べてチェックしましょう。そして、ある程度理解できている項目と、まだ理解できていない項目を区別して印を付けましょう。自分の学力の全体像を把握しておくのです。9月を迎えると、それ以後の学習がすごくはかどりますよ。

 さて、代表的な標準入試問題、あるいは典型問題(これを基本問題といいます)は定着させることが必要です。
では定着とはなんでしょう?これは効果的な復習法のことです。それは次のような手順でやってみてください。

①問題を解くためのアイテム、「公式」や「単語」や「化学式」や「用語」を確認。

大問一問を10~15分以内で解く努力をしてください、計算や文章題も含め、解答してください。あまりにも分からなければ5分で中断してください。特に理系科目の計算練習は、必ず問題を解く際にきっちり行うことを習慣づけてください。「ここまで解ければあとは計算だけだから今はいいや――」は計算ミスの癖がつきます。

③タイムリミットになれば、答を見て、間違ったところをチェックして、分からなければ質問し、覚え足りなければ覚えるために答案の横に公式をまとめ、注意点も書き入れます。

④それで終わりではありません。すぐにもう一度10~15分以内で何も見ずやり直すのです。正解すると、たとえ答を見たあとといえど、気持ちのいいものですし、まさに経験記憶になるのです。

⑤そして、後々に、同じ問題でいいからまた時間を決めてやり直すのです。それがトレーニングなのです。これは英語長文問題にも通じます。トレーニングというのは、目の前の1問をやりきることを繰り返すことなのです。(先生方がよく使う「基礎をしっかりと身に付ける」というのはこの典型問題を確実にできるようにすることなのです。決して公式を覚えるだけとか、単語・熟語を覚えるだけではないのです。)

⑥「実戦と思って身に付ける」というのが学習においても最も効率の良いトレーニングなのです。このように1問1問の完成の集積が定着です。この夏の日々、今日はこの問題とこの問題がまずはできた。明日は――、と思える姿勢が、この夏の成果を大きくします。

 戸外と学内とは寒暖の差が大きいので、衣服で調節しながら、健康に留意し、いい夏を過ごしてください。

平成28年8月

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