北原理事長のつぶやき

記憶法について

記憶法について 覚えるということが大学入試では大きな部分を占めますね。しかし、理解の上でそれができればいいのですが、単語や公式や化学式など、見れば使えるのにあえて覚えていなければならないのが辛いところです。だから暗記法に焦点が行きます。
 でも、丸暗記力のピークは中学生くらいであって、諸君らはそこに工夫が必要なのです。工夫を生み出すのは、「覚えたい」「もっとすらすら解りたい」という欲求であることは明白です。もし、人の命に関わる緊急事項を覚えるはめになって、ペンも紙もスマホも持っていないとき、必死に覚えようとしますね。口に出して確認したり、語呂合わせしたり数えたり、連想したり・・・。そうです、それが実はコツなのです。それを簡単に記憶と脳の関係で述べます。普通、見たり聴いたりする事象の全ては、一時脳幹の「海馬」に貯まりますが、短期記憶として、ほとんどはどんどん忘れ去られます。その中で理屈のある知識と、経験度が強いものは長期記憶として「大脳皮質」に保管されます。しかし、使わなければ、知識記憶から順番に消えてゆきます。経験記憶が比較的残りやすいです。だから、受験学習には経験記憶がいいのですが、実経験の時間はないですし、机で習うものは知識記憶事項がほとんどです。そこで、工夫です。必要な知識をできるだけ経験記憶化(エピソード化)すればいいのです。どうするか?以下に列挙します。自分にあったものをチェックして使ってください。

1. 学習事項それぞれに興味、好奇心を持つ(面白いはずだ、と思い込む)

2. ひたすら筆写したり、黙して何度も暗唱したり、体で覚える(方法記憶といいます)

3. 当然、意味を考えながら記述し、音読する(五感を利用する)

4. 感情に絡めてみる(楽しい、嬉しい、のイメージを結びつけてみる)

5. 語呂合わせは大いに頭の体操にもなる(ダジャレや、1456を石ころになど)

6. ノートは常に見直し、参考書は種類少なく受験までに四回はやり直す(同じもの効果)

7. 失敗は知識定着のもとと前向きに考えて、その部分を繰り返しやり直す

8. 自分の頭部は涼しく、やや空腹ぎみにして学習に臨む

9. 睡眠時間は自分に合う5~7時間、知識定着に効果的(むろん覚えてからよ・笑)

10.単純知識は活用の中で演習する(計算の公式も、問題演習の中で確認する)

11.非常に細かい知識は、大きく捉えながら覚える(大小、上下、前後・・ など)

 他にもいろいろありますが、以前述べたように、失敗に動じない「自制心」と、「継続する力」がやはり記憶力を高めます。そして、効果が現れるのも、三ヶ月後位が平均です。投げずに切れずに、とにかく復習・演習を続けましょう。

 次回は知識整理について

平成28年6月

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